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Vol.3|村上 游 Interview「キャップは、被り続けて育てる。」
インタビュー動画では、村上 游さんが実践しているキャップのメンテナンスや、長く愛用するためのこだわりについてお話を伺いました。
さらにWEBマガジンでは、動画では紹介しきれなかったキャップの保管方法や、American Needleを選ぶ理由についてもご紹介。
キャップを「選ぶ」だけではなく、「使い、育て、自分のものにしていく」。
長年キャップを愛用してきた村上さんならではの、キャップとの付き合い方をぜひご覧ください。

キャップは、被り続けて育てる。
村上さんにとって、キャップは買った瞬間が完成ではありません。
被って、使って、洗って、また被る。
そうやって時間を重ねながら、自分の頭に馴染む形へと少しずつ変化させていく。
「キャップって、被り続けると伸びてくるんですよ。だから、最初に一回縮めて、そこから自分の頭に合わせていく。」
汚れたときはハンドウォッシュ → 室内乾燥機。
そこからまた被り続けることで、少しずつ生地が馴染み、自分の頭にフィットするシルエットへと変化していく。
新品の状態をずっと保つのではなく、使うことで自分だけの形にしていく。
それが、村上さんにとっての「キャップを育てる」ということ。

大切なのは、使い続けること
キャップの保管方法にも、長く愛用するためのこだわりがあります。
普段はキャップを折りたたみ、引き出しタイプの衣装ケースに収納。ケースの中には除湿剤を入れて、湿気もしっかり対策します。
お気に入りのキャップには新聞紙をかぶせ、購入時にキャップの内側に入っている紙も捨てずに残しておく。
形を守りながら保管する一方で、実際に使うときにはしっかりと使い込む。
「ずっと綺麗なままにしておくというより、使って、自分のものにしていく感じですね。」
キャップの形は、被る人によって少しずつ変わっていく。
だからこそ、同じキャップでも、長く被った人にしか生まれないシルエットがある。
時間をかけて自分の頭に馴染ませていくことで、既製品だったキャップが、少しずつ“自分だけのキャップ”になっていきます。

「似合う」だけでは選ばない
インタビューでは、キャップの選び方についても聞きました。
村上さんが大切にしているのは、単純に「似合う・似合わない」ということだけではありません。
ファッションとして目立つものや、遊び心を強く打ち出したものよりも、自分のライフスタイルの中に自然に馴染むこと。
「わざとらしさがなくて、リアリティ感がある。だから手に取りたくなるんです。」
そんな感覚に近いのが、American Needleだといいます。
素材の良さやシルエットはもちろん、実際に手に取ったときに感じる存在感。
言葉で説明するのは難しいけれど、被ってみると分かる。
「とにかくカッコいいから、被ってみろよって。いいから被ってみろよ、って感じなんです。」
それは、ファッションとしてキャップを選ぶというよりも、自分の生活の中で自然に使えるものを選ぶという感覚。
一つひとつの素材やシルエットが、自分のスタイルに自然と当てはまっていく。
それが、村上さんがAmerican Needleに感じている魅力です。

キャップと一緒に、時間を重ねる
キャップは、ただ形の決まったものを被るだけのものではない。
被る人の頭の形や、使い方、過ごした時間によって少しずつ変化していく。
洗って、縮めて、被って。
また被っているうちに、少しずつ自分の頭に馴染んでいく。
「キャップは使い込んで、自分だけの形になっていくのが面白い。」
長年キャップと向き合ってきた村上さんだからこそ、その言葉には、モノを長く使うことへの楽しさが詰まっています。
新品の状態がゴールではない。
そこから自分の時間を重ねて、自分だけのキャップへと育てていく。
それもまた、キャップを楽しむひとつの方法なのかもしれません。


【ABOUT:村上游】
村上游(むらかみゆう)
2012年に自身のブランド〈ANDFAMILYS〉を設立。ブーツやスニーカー、時計、オールドタックル(ヴィンテージの釣り道具)のコレクターとしても知られ、市場価値に左右されない、実用ベースの独自のモノ選びを貫いている。
【ABOUT:ANDFAMILYS】
古き良きアメリカンカジュアルをベースに、アウトドアやミリタリーなどのフィールドウェアからインスパイアされた、素材・縫製・シルエットに拘り抜いたモダンな大人のコレクションを展開している。