Vol.4|村上 游 Interview「キャップが、ファッションとして定着した理由」


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Vol.4|村上 游 Interview

 

 

キャップが、ファッションとして定着した理由。

男女問わず、日常的にキャップをかぶることが当たり前になった今。その背景には、ファッションそのものの多様化があるのだと思います。

「キャップは、ファッションアイテムの中でも小物としてラフに取り入れられるのがいいんだと思います。今では時計やスニーカーと同じような感覚で、コーディネートに取り入れられる存在になっていますよね」

 


 

帽子自体が、ファッションの小物として定着したことも大きい。ハットもかつては日差しを避けるなど実用的な役割が中心だったものが、今ではスタイルをつくる重要なアイテムになっている。

スニーカーも同じだ。スポーツや機能性を目的として生まれたものが、いつしかファッションとして楽しむものへと変化していった。キャップもまた、その流れの中にある。

「そうなってくると、ただ帽子をかぶるだけではなくて、そこに自分らしさやアイデンティティを感じられる要素が必要になってくると思います」

その中で、American Needleが持つ魅力は、ファッションブランドとは少し違ったところにある。

企業やチームなど、それぞれの背景やストーリーが感じられるデザイン。特に古着との相性が良く、生地の良い意味でのチープ感や馴染み方、パッチやロゴのバランスが、スタイリングに自然と溶け込む。

 

 

「American Needle自体が、特別ファッション寄りに作られているわけではないと思うんです。でも、そういう背景や魅力があるからこそ、時代の変化の中で必然的にファッション寄りになっているんじゃないかなと思います」

“ファッションのためにつくられたもの”ではないからこそ、時代やスタイルが変わっても、その時々のファッションに自然と馴染んでいく。

長い時間をかけて培われた背景と、そこから生まれる個性。
それこそが、キャップが単なる「帽子」ではなく、今のファッションに欠かせないアイテムとして定着した理由なのかもしれない。

 

 

【ABOUT:村上游】

村上游(むらかみゆう)

2005年に自身のブランド〈ANDFAMILYS〉を設立。ブーツやスニーカー、時計、オールドタックル(ヴィンテージの釣り道具)のコレクターとしても知られ、市場価値に左右されない、実用ベースの独自のモノ選びを貫いている。

 

【ABOUT:ANDFAMILYS】

古き良きアメリカンカジュアルをベースに、アウトドアやミリタリーなどのフィールドウェアからインスパイアされた、素材・縫製・シルエットに拘り抜いたモダンな大人のコレクションを展開している。